韓国の語学学校|どんな学校に通う?vol.2ーメリット&デメリットー

語学堂

語学堂と学院の違いは分かったけど、どっちに行こう?

前回の語学堂と学院の違いについての記事にメリットとデメリットまで書こうと思っていたのですが、ボリュームが大きすぎてしまったので記事を分けます。

留学エージェントさんのホームページを見れば信用できる情報が得られるのですが、この記事では留学経験者の正直レビューということで、ここ3年くらい韓国留学についてかなり調べた私から見た長所短所(留学終わっても調べてる人←)も盛り込みますね!

前回の記事はこちら▼

語学堂(어학당)

メリット

  1. しっかり学べる
  2. 文化授業や特別クラスがある
  3. 学生証がもらえる
  4. 外国人の友達ができる
  5. トウミ制度がある
  6. 奨学金制度がある
  7. 実はコスパがいい
  8. ビザが出る

1.しっかり学べる

1日4時間×週5日の授業に宿題、中間試験、期末試験や発表など充実のカリキュラムのため、しっかり学ぶことができます。語学堂ごとに独自の教科書があるほど韓国語教育に力を入れていることもわかります。また、大学や大学院を目指す学生も多いので勉強に対する雰囲気が良いです。

1学期を共にするクラスメイトは大体12人前後で、授業中には必ず全員発言させられること、質問がしやすいこと、先生が授業や宿題を通して全員をしっかり見てくださることも良いなと思いました。

語学堂によって文法や会話など力を入れている部分が違ったり、同じ語学堂でもクラスによって雰囲気が違ったりするのも面白いところです!

2.文化授業や特別クラスがある

授業の一環で文化授業(문화수업)がある学校が多いです。文化授業とは、プチ旅行をしたり、演劇を見に行ったり、伝統音楽を習いに行ったりと韓国文化を体験する授業です。文化授業の回数や内容は学校によって違うので調べてみてください^^

ちなみに私が通った延世大学語学堂では文化授業が1学期に1回で、級によって内容が違いました。4級の時は印鑑づくり体験という真面目な内容だったので、友達が先生に「ロッテワールドとか行きたい!」と言ったら「ロッテワールドは個人でも行けるけど、延世の文化授業では団体じゃなきゃできないことを体験させてあげたいのよ〜」と仰っていました☺︎{なるほど!

特別クラスは学校によっては無いところもあると思いますが、無料でTOPIK対策講座や発音クラス、料理クラス、K–POPダンスクラスを開いてくれるところもあります。私は発音クラスに参加して途中でフェードアウトしました。

3.学生証がもらえる

私が感じた学生証をもらうメリットは3つあります!

1つ目は大学の施設が使えること!!大学の図書館に憧れていたので学生証をもらった瞬間に行きました٩( ᐛ )و ちなみに学食は学生証がない一般の人も自由に食べに行けるところが多いためいろいろな学校を巡ってみるのも楽しいです。

2つ目は学割が使えること!!学校の近所のカフェで学生証を提示すると10%引になったり、アップルストアで買い物をする時に割引があったりしました。(アップルストアで買い物をするときは韓国より日本で買った方が安い場合が多いので注意)

3つ目はなんと便利、学生証1枚が3役を担うこと!!延世大学の学生証は交通カード(T-moneyカード)と銀行のチェックカードの機能がついていました。学生証だけあれば財布を持ち運ぶ必要がありません!「チェックカード機能を付けるの大変なんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、学生証は延世大学内にあるウリ銀行で受け取るので勝手にチェックカード機能がついてきます。

ただ、学生証には顔写真がついているのでチェックカードとしてお会計するときにちょっと恥ずかしかったです///笑

4.外国人の友達ができる

語学堂は韓国留学の主流なので、世界中の韓国語学習者が集まります。私は2学期間でなんと14か国の友人ができました!

語学堂によってはアジア圏の留学生が多い場合もありますが、延世大学はアジア圏以外の留学生も一定数いて、よりグローバルだったのが印象的でした。

大変な授業をみんなで乗り越えていくので、クラスメイトとは一体感が生まれます!

5.トウミ制度がある

トウミ制度とは、その大学の在校生が語学堂留学生をお手伝いしてくれる制度です。言語交換をしたり、お出かけしたり、韓国人の友人ができにくい語学堂生にとって大きなチャンスです!

しかしこれも学校によってかなり違うため、トウミ制度を学校選びの軸にするのであればよく調べることをおすすめします。私は延世大学のトウミ制度が先着順であることを知らず、呑気に申請してかすりもしませんでした。私の思い出は失敗談が多いので参考になると思いますよ

6.奨学金制度がある

成績が良い学生は次の学期で奨学金がもらえることがあります。学校によって違うのですが、次学期の授業料が全額免除になるところもあります。奨学金があるとモチベーション上がりますよね!成績だけでなく授業の出席率も考慮されます。意図せず体調を崩すだけでも奨学金を逃してしまうこともあるため、奨学金を見越しての資金計画は危険です。

7.学費高いけど実はコスパがいい

語学堂の学費は10週間(200時間)で約14〜17万円ほどかかります。後述しますが学院は4週間(48時間)で約4万円なので時給で計算すると(時給?)実はあまり変わらないか、語学堂の方が安いこともあります!

8.ビザが出る

2学期以上を申請する人に限りますが、語学堂生にはD4(一般研修)ビザといういわゆる留学ビザがおります。ビザがあることによって外国人登録証という身分証明を作ることができ、常にパスポートを持ち歩く必要がなくなったり、韓国で出来ることもグッと増えます。

例えば携帯電話。ビザなしでも韓国のSIMを借りて電話番号を持つことはできますが、電話番号での認証ができません。ということはネットショッピングの会員登録、銀行口座のネットバンキングなどが使えないということになります。使えないと致命的ということはないのですが、使えると便利です。

※コロナ禍ではビザなしでの入国ができないため、留学にはビザ必須となっているようです

デメリット

  1. 入学と修了のタイミングが決まっている
  2. 忙しい

正直あまり思い浮かびません…(ᵔᴥᵔ)

1.入学と修了のタイミングが決まっている

語学堂は春学期(3〜5月)、夏学期(6〜8月)、秋学期(9〜11月)、冬学期(12〜2月)と一年に4学期あります。

その学期に合わせて入学・修了するため、好きな時に韓国に行けば良いと言うものではありません。もし7月に留学行こうと思っても語学堂に入るのは9月になります。

2.忙しい

1日4時間の授業に宿題と予習復習のルーティーン、時々あるスピーチや発表の準備、小テスト、中間試験、期末試験とやることがたくさんあります。なのでアルバイトをしたい方にとっては時間管理が大変かもしれません。

学院(학원)

メリット

  1. 時間を自由に使いやすい
  2. 留学時期が語学堂より自由
  3. 少人数クラス
  4. 学費が出しやすい

1.時間を自由に使いやすい

これが学院の最も大きなポイントだと思います。1日の授業時間が短く、週に4日のため自分の時間が作りやすいです。仕事をしたり、遊んだり、別の習い事をしたり、ワーホリや結婚移民の方など勉強第一優先ではない滞在に向いていると思います。

語学堂はどうしても勉強第一になってしまうのでもう少しゆとりのある生活がしたいという方や、語学堂のthe学校という雰囲気が苦手な方には良いかもしれません^^

2.留学時期が語学堂より自由

語学堂の入学時期は年に4回でしたが、学院は1ヶ月単位なので年に12回入学のタイミングがあります。語学堂のように3ヶ月(1学期)通わなければならないような期間の制約もないため、1ヶ月で辞めることもできるし2ヶ月、4ヶ月など好きなだけ通うことができます。

3.少人数クラス

学院のクラスは大体5人前後の少人数なので、アットホームな雰囲気だと聞きます。語学堂も12人兄弟みたいな感じで楽しかったです(笑)

人数が少ないとそれだけ一人当たりが話す時間が長くなるので、語学堂よりスピーキングをやってる感覚があると友人から聞きました。それは羨ましいと思った点です。

また、調べてみたら個人レッスンもできるそうで自分に合った方法を選べるのも良いですね!

4.学費が出しやすい

1ヶ月単位で学費を払えるので、語学堂ほどまとまったお金を用意しなくて良いところもメリットです。だいたい1ヶ月で4万円〜というところが多いみたいです。

デメリット

  1. 授業時間が少ない
  2. 出会う人の人数が少ない
  3. 高級クラスがない場合がある
  4. ビザが出ない

1.授業時間が少ない

1週間の授業時間が12時間なので、語学堂ほどみっちり韓国語を学ぶことができません。3級A、3級Bのように2ヶ月で1つの級を勉強します。

独自の教科書も持つ学校もあれば語学堂の教科書を使用する学校もあり、語学堂の教科書を使用する場合は本来200時間かけて勉強する内容を、学院は96時間で走り抜けるということになるのでかなりのスピード感になります。逆に早く学べることがメリットになる方もいるかと思います。

2.出会う人の人数が少ない

語学堂に比べるとクラスメイトの人数が少ないので、単純計算で一日に会う人の数が少なくなります。また、語学堂は何百人何千人という生徒が校舎を行き交いますが、学院はそこまでの規模がないため語学堂ほどグローバルではなくなります。

クラスメイトとの関係においても学院は「大人のお付き合い」になるのかなと思っています。

3.高級クラスがない場合がある

学院は4級くらいまで通う人が多く、高級は生徒がいないと開講しないなんてこともあるそうです。確かに学院には韓国語を極めたいとい方よりも、ある程度わかるようになったら別のところで活躍される方が多そうな気がします。

4.ビザが出ない

学院は例え6ヶ月以上通うとしてもビザが出ません。ビザのメリットは上の語学堂のメリットに書いたので参照ください^^

私が選んだのは・・・

私が選んだのは 語学堂 です!

もともと韓国語を使う仕事に転職したかったのもあり留学ではとにかくしっかり学びたかったので、語学堂を選びました。

通ってみたら先生によって授業が退屈だと思うこともありましたが、たくさんのメリットを感じつつ良い時間を過ごすことができました。語学堂の授業だけでTOPIK6級を取ることができたので授業には大変満足しています。↓下にTOPIK6級取得の体験談を載せています。

留学の目的や留学中のライフスタイルによって語学堂か学院かを決めると良いのではと思います☺︎

コメント