韓国の語学学校|どんな学校に通う?vol.1

語学堂

韓国に語学留学をするときって、どんな学校に通うの?

韓国留学の種類について紹介した際に語学留学といえば語学堂か学院!と書きましたが、語学堂・学院という呼び方は韓国留学でしか使わない呼び方だと思うので、そもそも語学学校とは違うの?と思う方も多いと思います。

私、実は英語圏にも短期留学の経験があります。その時はニュージーランドのオークランド郊外にある民間の語学学校へ通っていました。なので語学留学=民間の語学学校のイメージがあったんです。

語学堂や学院とは一体何なのか、英語圏の語学学校とは違うのかを今回の記事で書いてみようと思います

もしまだ留学の種類の記事をご覧になっていなかったらぜひこちら▼

韓国留学の“語学学校”とは

一般的に韓国で韓国語を学ぶには語学堂に通うか学院に通うのが主流だと思います。(私が実際に留学するにあたって調べたり、現地で見聞きしたりした結果そう感じました。)

聞きなれない語学堂と学院の正体は以下の通りです。

語学堂(어학당)とは

簡単にいうと、韓国の大学附属の語学学校です。

学校によっては韓国語センターとか国際教育院とか呼び方が違いますが、一般的に大学附属の語学学校の総称が語学堂です。(実際に韓国語学堂っていうのは延世大学くらい?)

大学といえども入試はないので学費を払えば憧れの名門校の学生気分を味わうことができます♩

授業は1日に4時間×週5日、10週間で1学期。入学オリエンテーションのときにレベル分けテストを受けて自分に合ったクラスに振り分けられ、そこで1学期間勉強します。学期中に中間試験と期末試験があり、その成績によっては進級できない場合もありますが大体の人が進級し、次の学期からは一つ上の級を勉強します。

※進級には出席率も絡んでくるため、遅刻・欠席の把握もしっかりしなければ進級できない可能性があります。

1級(初級)から入ると6級(卒業)までに最短で1年半かかりますが、必ず6級までいなければならない訳ではありません!私は半年の留学と決めていたので3級から4級まで通って帰国しました^^

※語学堂は1〜6級の6段階にレベルが分かれていて、1・2級が初級、3・4級が中級、5・6級が高級です。

また、学校感が強いのも特徴のひとつだと思います。入学の時期が年に4回あり、それ以外の入学や修了はありません。多くの語学堂が4学期制度を適用しており、春学期が3月〜5月、夏学期が6〜8月、秋学期が9月〜11月、冬学期が12月〜2月となっています。そのため「4月から語学堂に留学したい」という場合は6月の夏学期入学にするか、もしくは予定を早めて3月の春学期に入学するかになります。

上述したように出席率や試験の成績によって進級の可否が決まったり、中間・期末試験以外に小テストがあったり、文化体験授業があったりと各学校によって違うものの、様々なイベントや行事があるところも学校感が強いと言えます。

学期と学期の間にはパンハクという長期休みもあり、その間に一時帰国する人や韓国国内を旅行する人がいます。

大学附属の語学学校が留学の主流とは。さすが教育大国の韓国!

✏︎語学堂はこんなところ
  • 大学付属の語学学校
  • 1日4時間×週5日×10週間=200時間が1学期(例外あり)
  • 1学期ごとにひとつの級を勉強する
  • 1〜6級の6段階(6級が最高級)
  • 春学期(3月〜)、夏学期(6月〜)、秋学期(9月〜)、冬学期(12月〜)
  • 1クラスに大体12人前後でクラスメイトはグローバル
  • 習い事<<<<<学校感が強い

学院(학원)とは

学院とは、民間の語学学校のことです。

街中のビルに入っていて立地がよく、語学堂よりも小さい規模でアットホームなイメージがあります。

授業は1日に3時間×週4日、4週間で1学期です。1ヶ月単位で通うことができます。日本人が多いという話も聞いたことがあります。

学院には通ったことがないので聞いた話になってしまいますが、次の記事でメリットとデメリットなどわかることをシェアしていきます♩

韓国は塾や予備校のことを학원と言うので、私も直訳で学院とここでは言ってます〜

✏︎学院はこんなところ
  • 民間の語学学校
  • 語学堂よりも規模が小さい
  • 1日3時間×週4日×4週間=48時間が1学期(例外あり)
  • 2学期で1つの級を勉強する
  • 1ヶ月単位で入学したり修了したりできる
  • 少人数のクラスで日本人が多い

NZの語学学校とどう違う?

私が通ったことのあるNZ(ニュージーランド)の民間の語学学校に近いのは学院の方だと思います

実際に通ってみると、語学堂とNZの語学学校では雰囲気が全然違いました!

NZの語学学校は建物こそ独立しているものの、生徒や先生だいたいみんな顔見知りくらいの規模でとても居心地が良い場所でした。どちらかというと「ここで英語勉強して大学入るんだ」という人は少なかったと記憶しています。

一方、語学堂はかなりの人数がいるので休み時間にトイレに行くにしても行列ができていたり、自分のクラス以外は知らない人だらけだったりとかなり大規模で、先生の人数も多くいらっしゃました。日本の小〜高校に雰囲気が近くて定期試験も本気なので「学生に戻った」という感じがしました。

次の記事では語学堂と学院を選ぶ際の参考になるように、メリットとデメリットについて書きます☺︎

おまけの韓国語TIP

私たちは海外に語学を学びに行くことを「留学」と言いますが、韓国では「유학(留学)」ではなく「언어연수(言語研修)または어학연수(語学研修)」と言うそうです。유학はどちらかと言うと、自分の専攻を学ぶために海外の大学や大学院等へ留学することを指し、その国の語学を学びにいくのは언어연수とのことです^^韓国人YouTuberさんが언어연수と言っているのを聞いて気になって調べてみました!

  日本語    韓国語 
専攻を海外で学ぶ留学留学유학
 語学留学 留学언어연수
어학연수

私の経験では유학でも通じます★笑

コメント